>>451
非常に興味深い考え方だと思う
「ソナタ」と「ユモレスク S. 509」のリズム動機の共通点としては
フガートの部分の付点のリズムと3連譜の前打音の組み合わせが、まず思い浮ぶ
音楽的には緊張感がどんどん高まっていき、弾き手にも爽快感があって
ソナタのフガートは、古今東西のピアノ曲の中でも屈指の名場面の一つだと思っている
オルガン曲「マイヤベーアの<預言者>のコラールによる幻想曲とフーガ S. 259」の
フーガにも同様の場面(ほとんど足鍵盤を用いないフーガ冒頭の部分)があって
(リストのオルガンの譜面そのままに、ブゾーニがピアノ独奏用にも移し換えている)
特にソナタは、3連譜を曲の構成する主要動機の変容としか捉えてなかった点もあり
(「ペトルーシュカ」や「ローエングリン」にも出てくる、ごくありふれた動機だし)
今までこれらを、リストのピアニズムが為せる作曲家のクセだと単純に思っていたけど
あのリズム動機を採用する必然性のある、積極的な理由が存在したのかもしれませんね

ちなみにS. 259のフーガ部の冒頭フガートの後では、>>448で書いた方のリズム動機と
類似性を指摘できる(相違点はある)、別の異なる付点リズムの動機も出現してくる
こっちのタイプのリズム動機が、「ソナタ」だとどの部分の何になるのか考えてみたら
3/2拍子のグランディオーソ(その後も3/4、3/2で出現)の付点リズムかな?