なんとなく思うんだが、昔の日本人は実作品を演奏したり聞いたりする経験が
現代と比べて圧倒的に足りなかったから、判りやすい観念が先にある作品じゃなければ、
怖くて音楽評論を行えなかったんだろうな。
室内楽ではベートーヴェン、しかも後期の弦楽四重奏が最高です。
それを越えたのは誰か?という観点で見ている限り、
メンデルスゾーンはベートーヴェンの単なる模倣者であり、
サン=サーンスは異国の亜流でしかない。

それにしても、音楽の友社の最新名曲解説全集(昭和56年)の頃は、
サン=サーンスの作品は、チェロソナタ第一番、アレグロ・アパッショナート、
七重奏曲、ヴァイオリンソナタ第一番、の4曲だけが取り上げられている。
まあ、私はピアノ三重奏とかの方が重要な作品だと思うんだが、
昔から日本人に知られていた曲であるといえなくもない....