パヴァロッティがデビューを飾った、レッジャ・エミーリオでの「ラ・ボエーム」の
海賊録音全曲盤を持っている。パヴァロッティの直筆サイン入り。
彼にあったとき、サインしてもらった。

「冷たき手を」のハイCのあと、聴衆がどよめくんだ。
客席で盗録しているから、それが良く聞こえる。

前評判の高い若手のデビュー。盛り上げてくれる聴衆=身内や友人も多数いただろう。
サクラもいたに違いない。そこそこ歌えば、拍手は惜しみなく送られただろう。

でも、あのどよめきはヤラセでもなんでもない、本当に聴衆に与えた衝撃の証拠だと思う。
まさに「スター誕生」の瞬間だったはずだ。

初めてライヴで聴いたとき、その聴衆と同じように、声にならない声が出てしまったよ。

「声帯に神の祝福を受けた」美声をもって、偉大なる旋律線を創造者したテノールとして、
あなたの名前が永遠に刻まれますことを。

黙祷