Videoでみたパヴァロッティとフレーニ、ギャウロフのボエームが素晴らしい。80年代のサンフランシスコオペラ公演。
2人とも姿こそオジン・オバンだが、歌声の輝かしさと芸達者ぶりで若者のように錯覚させられる一瞬がある。
リチートラもアラーニャもクーラもヴィラソンもサバティーニやらスコラも進境著しく巧いが、この芸域には未だに達していない。
いわば3大テノールが、技巧はともかくデルモナコやステファノ、コレッリに演技力や迫力で及ばないのと同じだろう。
声楽家がスマートになりすぎ、目指す世界観が変化しているからなのかもしれない。
いまの演歌歌手がひばりをなかなか超えられないのと同じようなものだろう。
フレーニのミミは生で観たことがあるが、お婆さんなのに芸の力でなりきる凄みを感じた。