次に「移動のし易さ」を考えたポジション選択がある。
例えばローポジションとハイポジションを忙しく行ったり来たりすると、
移動にもたついたり音が切れてしまうこともあるだろう。
前後に出す音との関係(押さえる指の移動の関係)で、ローポジションでも楽に押さ
えられる音(和音など)であっても、あえてハイポジションの位置で押さえて同じ音
を出すという選択がある(左手の移動をスムースにする目的)。

また「音色」を重視したポジションの選択というものもある。
例えば、1弦の開放弦は「ミ」だが、同じ音は2弦5フレットでも出せる。
だが注意してほしい、普通に弾いてみると音の高さは同じでも「音色」が
違うのだ(もちろん技術で同じ音色にすることは可能だが相当ムズい)。
メロディー音を弾いている場合、途中で音色を変えたくない場合、又は変えたい場合など、
それぞれポジションの選択が変わってくるのだ。
ジャズやボサノバでは、ローポジではなくあえてミドルやハイのポジションで弾くことが
多いが、和音の響き(音色)を重視する部分も大きいのだろうと思う。

その他にも違う目的によってポジション選択をする場合があるのだが、その各選択は、全て
を満足させられるものではなく、どれかが犠牲になることも多いし、自由な選択が制限され
ることもある(詳しくは省略)。

「五線譜」で弾いているうちに、次第に解る(考える)ようになってくるものだと思う。
とりあえずはローポジ中心の五線譜で弾く練習を始めてくれ。