嗚呼、それにしても!
フルトヴェングラーの録音がステレオで残されていたなら、どれほどの凄音であっただろう!
もしそうだったならば、カラヤンやバーンスタインなど、世に出ることはなかったであろう。
残念ながら我々は、ノイズの霧を越え、頭の中で彼の演奏を再構築するしかないのである。
そこでは聞き手の音楽に対する姿勢が厳しく問われることになるのである。
ああ、失われた情熱の音楽、ベルリンフィルの美音よ!