魅惑のオペラ・フィガロの結婚
 古楽全盛のいまからみると,大ホール様式で,ハイティンクの指揮ぶりはいかにも生真面目そう。
 有名曲多数ある1幕で歌手がノッてないのもつらい。が,2幕あたりからは,ノってきてる。
 アンドレス・シュミットの伯爵が立派で,ルネ・フレミングの伯爵婦人が本作最高の見せ場(3幕のアリア)。
 旧体制の方が強いかったりするのは,どうなんだ?
 フィガロは,ともすると何でもアリのドタバタ劇になりやすいので,ハイティンクの「まとめる」演奏もいいのかなとも思った。
 クセのないオーソドックスな,オペラ・ハウスでみる平均点の高い作品と考えれば,けっこう良いか。
 シリーズとしても入門者向けなので,これで話の筋とか慣れたら,いろいろ観るといいいのかな。