アンチで書いてるのではなく、ある時点から方向性が捻じ曲がってしまった
のが大変残念なので、現在の信者を通して本人へ伝わればとの淡い期待で、、、

田代秀穂の「世界の指揮者」への書評は、ごく初期のころ彼が目指していた
ものが何だったかを知る上で大変興味深いのでとりあえず〜
・・・レコード芸術誌上に連載されて非常に好評であった田代氏の指揮者論が
今度音楽之友社から単行本となって発売された。氏は東大出の秀才で温厚で無口、
お会いする度に愛現(ママ)を増さずにはいられない落着いた人柄の持ち主だ。
「その演奏が単に自分の期待した通りでないからとか納得出来ないからと云って
簡単に投げ捨ててしまうよりも何故そのような表現を演奏家が敢えてしたかを
良く考えてみるべきではないだらうか」此の言葉程、氏の立派で公正で聡明かつ
知的な批評態度を表現しているものは無い。
ろくにレコードを聴かないで書いているのではないかと思われる様な批評、音楽
的な裏づけの無い道楽半分の批評などの多い中で、氏の文章は明快を極め、曲に
対する完全な理解と演奏者に対する正当で深く、理路整然たる表現は一際光った
存在であるが、特に指揮芸術に対する造詣の深さは有名であり、此の本に於いても
全二百五十数頁、古くはワインガルトナー、メンゲルベルクから最近のフリチャイ、
オッテルローに至る三十名の演奏様式が徹底的に分析されつくしている。

まだ半分だが長杉では書き込めないので今回はここまでf(^^;)