ちょっと前にタブ譜の論議がありましたね。話を戻してしまって申し訳ないけど、私の意見を言わせて下さい。

鍵盤以外の楽器で和音を多用する非常に困難な楽器であるギター。特にクラシックギターはピアノ的に演奏する。
単音しか扱わないような種類の楽器では、異弦同音があってもテクニカルでなければ初見弾きにそれほどの困難は無いだろう。

クラシックギターで五線譜がやっかいなのは、五線譜を即座に運指に変換することの難しさにある。
常に4本の指の位置を次の音につなげる事ができるように運指を維持しなければならない。
1本でも指を間違えると、音楽は止まってしまう。

他の楽器の演奏家と比較して、ギタリストが五線譜を読む能力が劣っているわけではないと思う。
ギターは五線譜から運指に変換することが非常に難しいだけ。鍵盤と五線譜のように1対1の関係ではない。

ギタリストがギターで作られたギター用の曲を弾く場合は運指はさほど困難を伴わない。
もともとギターで作った曲だから、不可能な運指に遭遇しない。どこかに必ず答えがある。
ギターの曲でなくとも、ローポジションがメインの指番号付きの五線譜なら、初見弾きも慣れの範疇。

ただ、指番号や弦指定の記載がないハイポジションを多用する曲の五線譜や、ピアノ曲の五線譜がくせもの。
弾き始めてすぐ「おいおい、この音は指が届かないよ」とか「指が足りないよ」って感じになる。

正直なところ、クラシックギターは最も難しい楽器かもしれません。
他の楽器の演奏家にクラシックギターをやらせて見たい。なんてコメントするかな。
こんなもんやってられるか!って言いそうな気がする。

でも、この異常なまでの難しさが楽しくもある。
はっきり言って、クラシックギタリストは私も含めて変人が多い気がする。

難易度を少しでも下げる為に、運指の難しい曲こそ、タブ譜は有効だと思っています。
いかがなものでしょうか?