セゴビア始めクラギストはこの問題をテンポルバートなどを使って、いかにも音楽的に
正しいように聞かせるかに腐心した歴史とも言えると、俺は思っている。
ギタリストの弾くテンポルバートは、音楽的な判断からではなく、技術的な問題から
ルバートしてしまっている例が多いと思う。
従ってこのようなギタリストの演奏に合わせて歌ってみると、思わぬところでテンポが
ズレて気持ちよく歌えないって事が多々ある。

この前のNHKのギター教室で荘村も言っていたが、技術的に難しいところは多少
テンポを落として弾いても良いっていう発言にも繋がってくる。
本来なら技術的な問題でテンポを落としても良いわけが無いわけで、この考えは
基本的に間違っていると言わざるを得ないと思うんだが。
ギター界?ではこれがまかり通っていた証拠と言えるのでは無いだろうか?
まあ、それも含めて俺はギターが好きなんだけどね。

もっともバルエコ、ニコラ、ヴィドビッチ、等の演奏にはこのような妥協がかなり無くなって
音楽的に正しい姿になりつつあることは良い事だと思う。
長文失礼