>>250 1975年10月3日の東京文化会館におけるヴィーン交響楽団
の演奏会評が、下記の本に載っていました;

『音楽 展望と批評2』朝日文庫 350-351ページ
以下 −以下は前掲書の引用です。

− ヴィーン交響楽団の東京初日はおもしろかった。ことに最後の
ブラームスの『第一交響曲』が熱演でもあり名演だった。
 中でも特筆に値するのは終楽章の再現部で第一主題のあと一しき
りして、第二主題に入る前に、導入部で使ったミレド・ソという動
機が、今度はドシラ・ミと変わって出てくるところ。(中略)ここ
で指揮者ジュリーにはこの夜の全部を通じてみても、最高の激烈に
して深刻を極めて最強音をきかせた。

と始まっています。モーツァルト『第四十番交響曲』は、
−形からいうとなかなかの出来だし、婉麗にして悲愴でないのも
十八世紀の趣味にかなったものだったが、もう一つ、内からのも
り上がりに乏しかった。
とあり、また
−ほかにヴェーベルンの『パッサカリア』があり、この曲の大好
きな私は、大変楽しんだ。

と結ばれています。