コルボの「レクイエム」聴きました。
クリュイタンスの時は全然そんなことなかったのに、第一声から、
なぜか涙がぽろぽろ出てきました。
伴奏をなるべく控えめにし、ボーイソプラノを慈しむように添う
バイオリンの音も泣けます。

やっぱりこの曲には、「聖性」がないとだめですね。
人間の肉体から解放された何ものかが感じられないと、
まるであさっての表現になってしまう。

それから一つ、クリュイタンスとコルボの大きな違いと
気づいたのは、フレージング。
一緒に歌ってみてわかったんだけど、クリュイタンスのは、
歌のまとまり・切れ方が違うんじゃないの?と感じること多々。
これが違和感の原因の一つだった。

コルボの解釈は正解ですね。フォーレの意図(「死の子守歌」
「優しさ」「永遠の至福と喜びに満ちた解放感」)を、
ほとんど完璧に具現化しているんじゃないでしょうか。