誰も書かないので昨晩のシンフォニーホールの演奏会について。
料金のお手頃感もあり満席。ただし客層がつくりだす雰囲気は定期とはずいぶん違う。
プログラムは
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番から第2楽章
チャイコフスキーの悲愴
・・・
昨年の定期で演奏された悲愴と比べるのは、演奏会の趣旨が違うためアンフェアかもしれないが、
昨晩の悲愴は「高校生のための名曲コンサート」という感じだった。
演奏が始まる前にトークがあったので、1楽章はじめに緊張感ある雰囲気をつくりだすのが難しかったのだろうが、
なんとなくぬるま湯っぽい音楽づくりが最期まで尾を引いてしまった。
いつになく金管は騒々しく、とくにチューバのズレがずっと気になった。
弦楽合奏も音色がよくない。
音楽的にも高揚感のある3楽章後半でオケの底力が見えてきて、さあここから奈落へ落ちていく4楽章!
と思った瞬間に盛大な拍手。パチパチパチ・・・・・パチ。
その間、ヴァイオリンの全プルトが息をとめたまま(そう見えた)じっと構えていた。が、
しかし拍手は思った以上に長く、4楽章の出だしで音がうまく合わず(トークで練習までしたのに)、
大植さんも縦線を揃えることに必死になっていた(つまり音楽的にはやや空虚)。
ファゴットもクラも、フロール氏のときのほうが数段よかったよ。
(たとえば1楽章のクラからバスクラへの受け渡しなど)
最初に書いたように、定期演奏会と比べるのは酷だが、昨晩の演奏は大フィルらしくない凡演だったのではないか。
ま。お祭りなんだから堅いことは抜きにして・・・ということだろうか。
だったら悲愴は選択ミスでしょうね。
以上カラクチコメントおしまい