結局、この作品がやっていることは「花見」だと思う。

文字の上では桜の花を愛でるというわけだが、
実際は桜の下でドンチャン騒ぎをするのが目的。これが花見だ。

この「のだめ」という作品はクラシック音楽という「桜」を引き立て役にして
キャラクターの青春ライフを描くことが目的。

実際、キャラクターの性格などの凝った描写に比して
音楽とその演奏に対する描き方のこだわりが余りにも希薄であり、
これこそ、二ノ宮が、面白い恋愛青春ライフが描ければそれでよく
クラシック音楽なんて実はどうでもいいと思っている証拠ではないだろうか?

もし、音楽の魅力を描く気が少ない、あるいは描く能力がないのなら
クラシック音楽を題材とした作品を描く資格などないと思う。