>>166
南米物は、セゴビアと言うよりディアスの影響が強いかも。
いま聴くと、ジョンにしては癖の強い演奏という感想だけど、
当時は結構新鮮な驚きがあっただろうな。

たぶんヨーロッパではこれほどバリオスをまとめて取り上げたのは
ジョンがはじめてで、それまでは、南米物はビラロボスなど一部の曲
以外は、民族音楽、ポピュラー音楽の延長、つまり色物みたいな扱いだった。
また、そういう民族色の強い南米曲をクラシックギターとしてどう弾くべきか
たとえば、変則拍子、複合リズム、シンコペーションのような特徴をどのように
洗練させて、クラシック音楽として聴かせるか、模索の必要な時期だったと思う。

だから、郷愁のショーロの一般的な演奏と比較するよりも、
バリオスを一般化したパイオニアの演奏として聴く方がいいのだろう。