>>609

みんな浮かれているのではない。
つい最近の客演でも、永年かなりの(年間150回から200回の)コンサート
に通うなかでも、本当に「特別の瞬間」を体験、実感できた記憶があるので
いってるのだよ。

年間6週間だからどうのというのは 物事の本質ではない。
本気でその時間を、都響との共同作業に集中してくれれば。
そして、昨年の尋常ではない演奏を聞いて、この組み合わせ
は、日本のオーケストラの歴史のなかでも、きっと尋常ではない
音楽を作っていこうとしていることがわかる。

インバルにとって、多分都響との時間は、今の彼の仕事のなかでも
優先したい時間だと思う。

それは、昨年の都響への客演の輝かしく神々しい音楽、漲る生気
すみずみまで通う神経と、萎縮しないおおらかな緊張感・・・
指揮者の要求に精一杯こたえようとする美しい人間の営み
(ベルティーニの後半も凄かったが)と
今年の7月の、フィルハーモニア管とのオケが指揮者のやりたい
音楽に半分もついていかない、寝起きのような体の重さを感じる
演奏、練習も十分していない、当事者意識に欠けるオケとの不毛な時間
で悪戦苦闘しながら、穏やかに我慢しているつらい時間を過ごす彼と
時間を共有したものならわかる。