すみません、言葉足らずでした。仲道さんの場合には、本人の精神状態と自分が演奏している
音と一体なんです。泣いているから泣いているような音が出ているんじゃなく、
また、泣きそうな音が出ているから泣くのではなく、両者は一体の関係なんです。
 これが他の人と比べると顕著で、仲道さんの場合は常にそういう弾き方を
しているんです。だから多分あんなに不安定だし、ある意味自分勝手な演奏になるんです。
泣かせようとして音楽を作ったりするタイプとは全く違うんです。

シューマンも多分、デビュー曲だったから泣いたという面もあったでしょうが、同時に、自分の演奏が
演奏家人生の中でも納得できるほどの出来だったから、泣いたのだと思います。
自分は現場にはいませんでしたし、彼女が泣いたのを見たことがありませんが、泣いていたという話はすごく納得できます。
 ショパンにしても同じだと思います。見てませんが、おそらくショパン
の音楽を弾くことで泣いたと同時に、自分の音で泣いたという両者が入り混じって
いるのだと思います。これは、音を妥協せずに求めてるから
起きる、ある意味当然のことだと思います。

>「レコードの賞」なんだから、別にその人がリサイタルでどんな演奏するかなんて関係ないじゃん。
 自分は専門ではないので、客観的にみてこの音楽がどの程度価値があるのか分かりません。
自分はいいCDだとは思いましたが、そこまですごいCDだとは感じませんでした。
専門の人が選んだのだから、おそらく価値があるのでしょう。
でも、いつもと違う演奏をしているということは、CD用に取り組んだ
ということですよね。音楽家なんて、曲1曲に何十年と取り組んでるのに、
そんな短期間で器楽トップになれるほど、仲道さんは大天才なのでしょうか?
普通に考えておかしいと思うのですが。やはり、ずっと長い間取り組んで
来て、普段と同じ音楽を入れた人のCDには絶対叶うわけないと思うのですが。