小澤が好きでも嫌いでもない俺の見方。

・小澤は、オーケストラに対して非常に的確な指示を与えることができ、難曲・大曲でも一糸乱れぬ合奏に導ける。
しかし、オペラとなると、それが仇となってか、器楽偏重となる嫌いがあり、歌の芸術としてのオペラを好むファンからは支持されていない。

・小澤は、前述のように才能に恵まれていて、かつ、非常な努力家でもある。よってアメリカやヨーロッパで錚々たるキャリアを築いくことができた。
しかし、フランスなどでの大評判と比して否定的な評価も強かったボストンで非常な長期間シェフの地位にいることができた、そして、必ずしも得意でないオペラを指揮するためにウィーンに招かれた、
このことを可能にするのに、日本企業のバックアップが何ら関係がなかったと言うのは難しい。


要は、才能&努力、そして+経済(政治)。

クラシックをやっていくには莫大な金が必要だから、財政援助をもってこられるのもひとつの能力だし、悪いことではないと思う。
しかし、彼のキャリアアップに日本企業が何の関係もなかったかのように語るのはおかしい。また、逆に、金の力だけでポストを買ったとの見方も正しくない。
小澤の来た道は、才能と金が絶妙に絡み合った結果のものと見るべきだと思う。