わたしはダリ?名無しさん? :2008/03/14(金) 23:07:27
>>644
それは本当に言えてるね。美術だけでなく、クラシック音楽の分野でも
まったく同様の批判がある。NHKがやるのは専ら、ゆるくて浅い内容の、
退屈で、超初心者向けの啓蒙番組ばかり。
教養人向け、美術通向け の番組というのが殆ど無い。

しかも困ったことに、超初心者達の興味を惹こうとして、
故意に、事実や人物像を 大衆好みにデフォルメ、歪曲したものを垂れ流す。

近代以前の画家についても、強引にも、近代以降に特有の芸術観からアプローチして
憚らず、専門家が呆れるテキトーな結論をデッチ上げる。
例えば、当時は通例だった一般的な手法や様式を、
あたかも、その画家の個人的な主義や思想・個性から、その画家だけが
行っていたかのような、著しく誤った美術史観を流布させる。
作品は、作者の「個性の表現物」だという、近現代にしか通用しない狭窄な芸術観
を、普遍的なものであるかの如く使い回そうとする無神経さ、
学術的誤謬を、大いに反省して改めようとする気配は、どうやら一向にない。
これだけでも充分軽蔑に値する。

啓蒙番組ばかり作りながら、皮肉にも、
作っている人間達の啓蒙がさっぱりなされていない。
それが、この国の国営(事実上)放送の芸術番組の寒すぎる実態。
こうなってしまう一因は、
局の内部で、芸術通の人材が払底していることにもあるらしい。