ショパンはいわゆるクラシックの初心者にも好まれる親しみやすい小品
をいくつも書いていることがかえって災いして、「しろうと向けの
底の浅い作曲家」だと思われることもあるかもしれない。しかし今日音楽の
専門家の中で、作曲家ショパンの占める位置が音楽史上最高の天才の
一人であることは、誰も疑うものはいない。
彼のマズルカの中にだってバッハのシャコンヌに比すような深い思索は
存在するのだ。