野ばらは日本語だとウェルナーの方が合う。

DFDには教養主義の臭いがする。
けれども、彼が台頭した時代は日本でも教養主義が主流だったように思う。
「いい大人が電車の中で漫画を読むなんて」といった風潮があった時代には、DFDはぴったりだったのだと思う。

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シューベルトの魅力
シューベルトの作品では、同じ和音でも文脈によってどんな色をつけるのか、といった微妙なニュアンスに対する感覚がとりわけ要求されるように思う。
あるピアニストが聴いていると長いけれど、弾いていると楽しい、と言っていた。
これは推測だが、表現がいろいろに触発され、それを感じ、考えるのが楽しいのではないかと思う。

オレの感覚としては、歌には歌詞があり、歌詞に表現された世界をシューベルトがどのように音楽にしたかを体験できるのが楽しい。
たとえば、水車小屋の第1曲は、I+V+I のシンプルで機械的な和声だ。
これはさすらいに出る前の単調な生活の表現だという話を読んだことがある。
どの曲でもいいから、シューベルトの創造の道筋を追体験してみるとおもしろいと思う。