最高!
" 実に輻輳した作品で、どう解釈してもそれなりの理由付けや論理の展開は
可能なのだが、祝典オペラとしての建前もあり、悲劇的要素の扱いにおいて
悩ましい想いがあったのだろう。ただ現世的なデモーイッシュな、またホラ
ーな感覚はなかったはずだ。喜劇でありながら悲劇、動くことなき石像が動
く。ハリウッド映画的な感覚で「父殺し」のようなシナリオが今、この作品
に付きまとっている。不思議な調性の交差も毒といえば毒だが、違和感を際
立たせるかどうか。どちらかといえば、秘めたままのほうがいいように感じ
る。"
蓮華人, 船橋市
2007年06月17日