ジャン・ワン氏のチェロは、昨日会館で練習を聴かせて頂いた時には
やや線が細い感じかなと思っていたのですが、なんのなんの、やはり
本番と練習とでは力の入れ方が全然違うということなのですね。
私もこの曲はCDではいつもジャックリーヌ・デュ・プレで聴いて
いますが、今晩のジャン・ワン氏の演奏はそれに優るとも劣らない
名演でした。
大フィルの伴奏がやや控え目に感じられたのは、チェロの音量との
バランスを考慮した秋山さんの指示と勝手に解釈しておりました
(もちろん私の勝手な解釈に過ぎませんが)。

「惑星」は、すでに皆さんご指摘のとおり、いかにも秋山さんらしい、
堂々と王道を歩むまことに風格ある演奏に仕上がっていました。
「木星」をはじめ、大フィル弦セクションのユニゾンの美しさが随所で
光っていました。管セクションも大健闘。Hrも迫力に不満の残る箇所こそ
あったものの、目立つミスなく乗り切ってくれました。
ただ、これは私の気のせいかもしれませんが、弦、管、打の3セクション
それぞれの中ではユニゾン決まっていましたが、3セクション相互間では
ザッツが微妙に合っていないパッセージが散見されたように感じました。

いずれにしても、久しぶりに聴く秋山−大フィルのダイナミックなサウンドを
堪能させて頂きました。
秋山さんの指揮で長原首席コンマスがブルッフのVn協1番を弾かれ、メイン
にはベト7が演奏される第2回さきら定演が今から楽しみです。

それにしても、梅沢コンマスはご病気なのでしょうか?
心配です...