アマチュアが吹いてアマチュアが評する、
アマチュアがアマチュアを断ずる文化は、
端からみればたしかに病的な部分がありますが、
その部分こそ、アマチュア本来の、固有の領域
だと思います。
アマチュアがアマチュアを称えるのは、
教育現場の特性でもありますが。

しかし、実用音楽たる吹奏楽が、その実用性
のみで評価されないのは、実は、
プロの方が芸術性だけでは食べていけない
問題の反面を、たしかに成しています。
ゆえに、吹奏楽に芸術性をもとめることは、
プロの方が(現代日本における西洋音楽の)実用性を
発見することくらいむずかしい問題です。
日本では、プロの方が正当に尊敬されないというより、
プロの方の音楽のなかに実用性がないというのが、
問題の本質ではないでしょうか。