小山のちょっとした知り合い同業者です。。。
私はショパコンで予選で落ちてしまったものですけどね(^^;

小山実稚恵のピアノの良いところは、技術的に安定しているところですよね。
ヴィルトゥォーゾでは無いけれど、技巧的には妥協せず、
果敢に難しいパッセージをこなしていく、気概は好感が持てます。

ただ非常なことに、上でも散々書かれているマイナス面は認めざるを得ません。
音楽は、やはり聴いていて楽しかったりできれば感動や衝撃が欲しいところですが、
それが見当たらないですよね。確かに。
『大らかな音楽性』とは言われるけれど、20代では大目に見てくれても、
ベテランといわれる年代にあっては、その年代にふさわしい成熟度が欲しいのに、実はショパンコンクール時のときの音楽性から成長していないように見えます。
日本のピアニストの中では、せっかく良いスジの技術を持っているのに勿体無いところですね。

確かに「彼女には憂いや影をも感じされる深い音楽性が無い」という論評をそこかしこで見ますが、
世間でいう「知能がない」とか「感受性がない」ということではなく、
単に彼女は、「音楽そのもの」に感心は無く「その場のフィーリングだけ」で
ピアノを弾いているということに原因があるのだということです。
小山実稚恵が、本当にピアノの音の連なりの美しさを感じるようになり、
その関心が論理的な構造の西洋音楽を考えるスタイルになれば、
かなり良いピアニストになると思いますよ。

中村紘子さんは、ピアニストは数的に多くは要らないと仰るけれど、この点の私の意見は、>>157と同じです。