>>589
オーケストラではD durやA durが明るくきらびやかに響くからと言って、
D durやA durそのものが明るいというワケではない、ということね。

確かにそうかもしれない。

しかし、クラシック音楽の歴史の中で明るくきらびやかな曲を
#系のDurで書くという習慣が長年続けられたため、
聴く側、演奏する側、書く側それぞれに「D durやA durは明るい」という
刷り込みが何百年も続けられ、イメージが定着したのもまた事実。

結果、ある性格の曲想は特定の調で書かれるというケースが多くなる。

たとえば、ベートーヴェンが第九をd-moll→D-durという調性で書いたため、
ベートーヴェンや第九を敬愛する後に続く作曲家が似たテーマで
曲を書くときにはやはり第九にならってd-moll→D-durという調で曲を書く
というようなことが綿々と続けられてきた歴史がある。
運命のハ短調しかり、バッハのロ短調しかり。