>>561
 その「第九」、DG盤で持ってるんだけど、どうも終楽章の演奏が丁寧さを欠いて
荒れ気味で、マズい感じだなぁ。音質は驚異的にいいんだけど。
 まず、バスのシェフラーがアドリブのやりすぎで行儀が良くない。
 指揮者もそれに引きずられているのかどうか、楽章を有機的にまとめよう、という
熱意が感じられない。成り行きまかせな感じ。
 コーダのところで、合唱の「Götterfunken !」が終わると、普段のフルヴェンなら、ア
ッチェレランドをかけてプレストからプレスティッシモにもって行って締めるところを、
この演奏では合唱が終わるといきなりプレスティッシモにしてブッキラボウに終えてい
る。これでは、マズい演奏をやってしまったので「投げた」締めにしか聞こえない。

 この演奏を買え、と言われたら、たとえリアルのステレオでも1万は絶対に出さないな。
いくら協会盤でも、こんなバブリーな値で落とした買い手は、本当に奇特なお方だ。
 いわゆる「勝ち組」なんだろうな。