クラシックの作品、特に交響曲や弦楽四重奏曲には、いわゆる標題のついたものがよくありますよね。
標題の付き方を私なりに分類してみると、次の四種類になるかと思います。
[実例はできるだけ有名な古典派の作品から挙げておきます]
�@作曲された土地や、献呈された相手の人名に由来するもの
(「ロンドン」「プラハ」「ラズモフスキー」など)
�A作曲者自身が意図的につけたといえるもの(「田園交響曲」など)
�Bその曲自体の内容とはほとんど関係がなく、ちょっとしたエピソードなどに由来するにすぎないもの
(「V字」「奇跡」「戴冠式」など)
�Cその曲の持つイメージや、その曲の成立にまつわる重要なエピソードをもとにしてついたもの
(「英雄」「運命」「月光」「ジュピター」など)
このような標題は、初心者がそのおかげでその作品に親しみを持ち易くなるという利点は確かにあると思います。
しかし、その反面、標題のイメージに引きずられて、その作品に対する鑑賞の仕方が一面的になってしまう危険はないでしょうか。
上記の分類のうち、特に�Cのタイプが、そのような点で問題だと思います。
たとえば私の個人的感想では、�Cに挙げた四曲などはそのような標題であることを意識せずに、
単に古典派の傑作のひとつとして鑑賞したほうが、はるかのその曲の持つ色々な魅力に気付きやすいと思うのですが。
このような標題の是非について、語りあってみませんか。