アーノンクールの全集、自分は楽しく聴けたけどなあ。
全4曲に共通してるのは対向配置で、弦は薄め、金管をカラヤンのようにベタに
吹かせず、彼らしく突発的にアクセントを付けるような形で吹かせているので
重厚感、圧迫感はあまり感じない代わりに、弦や木管の細かい動き、掛け合いが
明瞭に聴き取れて斬新に感じることが多かった。テンポはどれも中庸。

個別に印象的だったのは1番の冒頭、肩すかし食わせるようにソフトに穏やか
入ってニヤリとさせられた。
4番では1楽章、終楽章でいつものようにフレーズを途中で切って、意図的に
流れを遮断しているし、3番もあえてメランコリックになるのを避けるように
よそよそしくあっさりとした味付けにしている。2番は4曲中一番オーソドックスで、
あまり刺激的なところは感じなかった。
4番の3楽章とか1番の終楽章コーダあたりはベルリンフィルらしい堂々としたサウンド
が聴けるけど、全体に軽めであっさりめ。彼らしい癖が満載で>595、>596のように
好き嫌いはっきり分かれる全集だと思う。
長文スマソ