15番は、終わりに近づくほど減速してく感じ。
1楽章とか抵抗なく聞けるけど、吹っ切れた感じではなくて、
2楽章は綺麗な旋律と和声だと思う。あくまでもタコらしさの中で。
3楽章は軽快だけれど決して明るくない。空元気もここまで来ると、
例えば痴呆になって見る影もなくなってしまった老人の様子を見るような、
人間が簡単に壊れていくさまを見るような薄気味悪さがある。
で4楽章が2楽章と対応しつつ、幽玄な美しさが失われて、
なんか妙に起伏のない音楽になる。そのまま続くうちにあのクライマックス。
あのクライマックスは純粋に怖いよね。タコの人生を知っているものにとって、
あのクライマックスの意味は、普通より断然重く感じられる。
その後の展開がなんとなく八番に似ている気がする。圧倒的クライマックスの後、
何事もなく普通の楽想に回帰してくあたりとか。それで1楽章の第一主題が戻ってくると。
その後の音楽は知っての通り・・・と。この曲は濃密さという意味では、全曲でもトップだろ。
次にくるのは四か八か十四あたり?交響曲以外も含めてなら何が一番濃密か分からないけれど。