>>960
9月8日のに行きました。バーンスタインのマーラーしかも9番ということで、
当日はかなり興奮し、演奏にただひたすら圧倒されたのを覚えている。
会場の緊張感はかなりのもので、各楽章が終わるごとに、会場から
一斉にため息が聞こえたのも覚えています。それくらい息詰まるような演奏だった。

予想していた以上に完璧で圧倒的な第一楽章、面白い音で始まる第二楽章、
迫力満点の第三楽章、深く重い終楽章、当たり前だけど、どれをとっても
レコードよりインパクトがあった。

今でこそ9番の演奏会もCDもありふれて、多くの人に馴染まれているけど、
当時の日本では今より遥かに新鮮だった。例えば第二楽章は、
音楽として2ちゃんとかじゃ評価が低いようだけど、生のしかもバーンスタインの
手に掛かると、それがとても興味深い音楽になっていたのも記憶しています。
あれはCDで冷静に聴くより、その場で体験すべき音楽だと思う。

終楽章が終わってもバーンスタインは指揮棒を置かず、会場からの拍手を
制止するかのように両手を広げオケに向かったままで、恐らく三十秒から
一分近くその状態だった。その間、会場は金縛りにあったかのように、
一斉に息をのんで、誰一人拍手をしなかった。その後の万雷の拍手。
今でも昨日の出来事のように覚えています。