子供の頃、母親がどこかの頒布会に入会していて、毎月クラシック名曲が
LPで送られてきた。 何故かステレオを子供部屋に置いていたので、LPが
届くと半強制的に聴かされる破目になった。 子供に交響曲が面白いわけ
も無く、かろうじて耳に馴染んだのはギターで奏でる「禁じられた遊び」と
「アルハンブラの想い出」くらいだった。

後年トラウマの正体を知るべく、実家の納戸からひっぱりだした埃だらけ
のLPは、全てフリッツ・ライナー&シカゴ交響楽団の演奏、ソリストは
ホロヴィッツ、メニューインだった。 
子供の頃、誰とも知らずうんざりして聴いていた演奏は、偶然というか
クラ好きになった今もあまり好きではない苦手な連中だった。