絶賛の嵐(今日の天気並!)に水を差すつもりはないのですが、
今日の第九は都響の演奏としては格別いいものではないと思います。

奏者はものすごくがんばっていたし、大きな音が出ていたし、
確かに迫力はあったと思います。
ただ、それに比して、ほとんど弱音部もなければ、
音量や音色のグラデーションも感じさせない、
「張り切り」熱演型の演奏では
曲が潜在的に持っている「彩」を聴き取ることができませんでした。

都響の演奏技術からすれば、張り切ればあのくらいはできます。
しかし、指揮者と曲の相性の問題なのか、
私には今日の演奏は非常に単調なものに聞こえました。

「量」的には満足でも、「質」的にはちょっと・・・でしょうか。

インバルのショスタコやアルプスとか、
同じデプリーストでも「イワン雷帝」とかブル2とかを
聴いてしまったからでしょうけれど、
それらの「音楽」に比してしまうと
今日の第九はちょっと音楽以前のものに聞こえました。

終演後のプレーヤーたちの表情も
インバルの時とか、ブル2やイワン雷帝のときとは
明らかに違ったものだったと思います。

好みの問題ももちろんありますが、
しかし都響ならまだまだやれると思います。
来年のインバルに期待でしょうか。
(気が早いか・・・・(笑))