ドイツオペラ(&オペレッタ)
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0241名無しの笛の踊り
2007/12/28(金) 20:02:59ID:rLrvPnqVダフネは、音楽自体はよかった。牧歌的で、木管の演奏も優れてた。
歌手はちょっと小粒だったけど、ビジュアル的な面では役柄にぴったり合ってた。
ダフネ役はJuanita Lascarro, ロイキッポスRainer Trost(すごく真実みのある歌唱と演技),
アポロScott MacAllister, ガエアBirgit Remmert(すばらしい声)
タイトルロールも自体はよく練れているからオケとかぶらずに聞きやすかった。
演出が、反牧歌的!。。。幕が開くとまずびっくりするのが、ちゃんと音楽がなって歌手が歌ってるのに、
合唱の人たちがヤギの毛皮をかぶって「メエェ、メエェ」って声をだして鳴いてる。
あと犬もワンワンと一匹でてくるし。どさくさにまぎれたヤギ同士がセックスのまねごとまでして。
あと中盤の男女関係ない乱交シーンとともに、ちょっと度肝を抜いた。
でも爆弾は最後に。
ダフネの変容の場で、宙に浮くような感じの足場に昇ったダフネを隠すように一枚の月桂樹の木を描いた
布がスクリーンみたいにでてくるのだけど。それを見て、なんて月並みな想像力のない処理と思ったら、
それにいろいろな古い写真が映し出される。最初はスポーツする少女たちなんだけど、
http://media.dno.nl/uploads/70/62/77160b841fd87496e80ba02efcccbeb4/Daphne_031.jpg
それが、だんだんと、ヒットラーユーゲントの少年たちや、鈎十字や、軍人たちの行進などの写真が、
変容の無垢な音楽にかぶさって戦争賞賛映像がこれでもかって映し出される。
やはり今でもヒットラーはタブーだから、観客の顔が青ざめて劇場の空気が2,3度下がっていくのが感じられた。
最後は鈎十字の旗のスライドにかぶさって怖いシュトラウスの映像が観客を見据えている。
(ちなみに、もともとこの Konwitschny 演出はドイツのエッセンのアルトテアターのものです。
シュツットガルトの黄昏も彼によるもの)
http://www.dno.nl/index.php?m=performances&sm=season&s=201&c=videos
その前の月に見た(アムス)ルチアは狂乱の場に指定どおりグラスハーモニカを
使っていたのが、とても新鮮な響きだった。(たしかネトレブコのアリア集でもそうだった)
実をいうと舞台そっちのけで、その演奏ぶりを見てるほうが面白かった。
1月はバスティーユの「影のない女」を見に行きます。
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