>>90
フーガの技法、確かにとっつきにくい曲ですね。
吉田秀和翁も「間違いなく傑作だけど、聞く側が努力して理解しないと
良さがなかなかわからない曲」みたいなことを書いてた。

基本的には、あのメロディー同士の、技巧の限りを尽くした、変態的な
追いかけあいを楽しめるようになるのが早道かと思います。
なので、一度、楽譜を見ながら聞いてみるのもいいかもしれません。
各フーガの、あたま15小節くらい追えば、基本的な声部の絡み合いが
どうなってるか、大体わかるので、まじめに全部追う必要はないと思います。

あと、耳で聞いて楽しむには、最初はなるべくテンポの速い演奏を聞くのが
わかりやすいと思います。その方が、メロディーの追いかけあいがわかりやすい。
まだあがってない演奏だと、

・ゲーベル/MAK を薦めておきます。

ゲーベル自身がライナーで書いてますが、なるべく飽きさせない
ことを意識して演奏されていて、色彩感があって楽しめます。
あと、すでに聞いているグールド版は、追いかけあいのスリリングさでいうと
トップだと思います。第9フーガの火のついたような演奏を
もう一度じっくり聞いてみてもいいかもしれません。

あと、コープマンの演奏もちょっと装飾過多だけどスリリングな演奏です