ロッシーニの女主人公がメゾソプラノという正しい認識がされたのは、
ベルガンサが床屋とかチェネレントラを歌うようになってからかな。
まあ、30年以上まえのことになるが。
そうして、彼以前の作曲家、ヘンデル、ハイドン、ヴィヴァルディのオペラやオラトリオの主人公もメゾ、そうしてときにはアルトだったという認識が一般的になった。
そのせいか、でてくる期待の新人が女声の場合、ほとんどメゾになった。
ある意味、ソプラノにとっては、受難の時代だな。
ロマン派のオペラ、声楽曲はほとんど知り尽くされているし、
いまごろ、ネトレプコとか騒いでいるのには勝手にすれば、という感じだ。
その意味でロッシーニは従来ロマン派の作曲家というイメージがつきまとい、
ベッリーニとドニゼッティとかとひとからげにされ、ベルカントという称号まで
もらったけど、この分類はおかしい。
明らかにロッシーニはバロックの最後のひとだ、と漏れは思っている。