>>303
 変にメランコリー云々は議論しないほうが良い。

 先日の藤原歌劇団による「泥棒かささぎ」の公演を鑑賞して、「ロッシーニのシリアスな音楽もなかなかいけるじゃないか。」という観客の反応もあったから、
ただ単に「ロッシーニ=楽しい」と言う図式は成り立たないとおもう。
 それに、ロッシーニはオペラブッファよりもオペラセリアの方を多く作曲しているから、
ロッシーニの音楽の真価を見たいならば、ブッファはもちろんのこと、むしろセリアの方を見た方が良い。
例えば、この分野の代表作「セミラーミデ」とか、「マホメット2世」とか、「タンクレーディ」とか、
「湖上の美人」とか、「エジプトのモーゼ」とか、最後の作品である「ギヨーム・テル」をみたら、
ロッシーニの音楽に対する見方が大きく変わるのではないか。

 ちなみに、自分がロッシーニに開眼したのは1992年にNHKの芸術劇場で放送された「セミラーミデ」全曲
(このときは演奏時間が3時間40分もかかる全2幕が2週に分けて放送された)だった。