>>294
ロッシーニの音楽については、メランコリックな部分が弱いというのは当たらないと私は思う。

確かに、ロッシーニの音楽では長調の部分が多いから、メランコリックな部分がなさそうに思えるけれども、
例えば、「オテッロ」第3幕でデスデモーナが歌う『柳の歌』や、「エジプトのモーゼ」第3幕の『モーゼの祈り』、
それに「セミラーミデ」第1幕フィナーレの後半部分や第2幕のセミラーミデとアルサーチェの二重唱とか、
「ギヨーム・テル」第4幕のアルノールのアリアのカヴァティーナなどはロッシーニの音楽の中でも
メランコリックな音楽ではないかと私は思う。

 それにロッシーニの音楽でメランコリックな気分に浸りたいならば、「スターバト・マーテル」をお勧めいたしたい。