ネットで聴けるシュッツの13回目は、
シンフォニエ・サクレ(Symphoniae sacrae)第2巻 作品10から、
「神は立ち上がり(Es steh Gott auf)」SWV356、歌詞は詩篇68:1-3
マテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウグスターナの演奏
ttp://www.cappella-augustana.org/discography.php
(Audio Samples(mp3)の1番上のファイル)

イタリアンなシュッツ!!
モンテヴェルディのマドリガーレ「心を固め(Armato il cor d'adamantina fede)」、
「西風が帰り(Zefiro torna e di soavi accenti)」のパロディであるこの作品は、
17世紀イタリアのスティレ・コンチタート*1やチャコーナによるオスティナート*2技法を
そのまま導入しており、シュッツの音楽におけるイタリア的側面を明瞭に示している。

11月に来日が予定されているジャルスキーとラルペジャータの演奏で、
モンテヴェルディの原曲もあわせてどうぞ。
ttp://www.youtube.com/watch?v=e6tJWY2Vaz4&fmt=18

歌詞の参照方法は>>323と同様。楽譜は残念ながらネット上に見当たりません。
(参考までに、モンテヴェルディのマドリガーレの楽譜はいずれも
Choral Public Domain Libraryにあります。)
ttp://www.cpdl.org/wiki/index.php/Monteverdi

*1激昂様式、弦楽器のトレモロ等で戦闘の場面等における激しい感情の高まりを表現する。
(ttp://en.wikipedia.org/wiki/Stile_concitato)
*2執拗音型(ttp://ja.wikipedia.org/wiki/オスティナート)