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ハインリヒ・シュッツ

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0001名無しの笛の踊り2006/12/04(月) 02:17:11ID:s+kMFrNh
ドイツ音楽の父、シュッツについて語りましょう。
0362名無しの笛の踊り2009/09/10(木) 10:27:15ID:D6TLpLF1
  ,,,,,
  ミ'' 〒ヾ 。0(解説の方には感謝してもしきれぬ…作曲家冥利に尽きるというものじゃ)
 (' ´↓`|
   '~~ /
   ∨
0363名無しの笛の踊り2009/09/12(土) 06:03:31ID:v8vDfvVz
連投ばかりで申し訳ありません。9月末で区切りをつけます。

シュッツの人柄を示すエピソードのなかで、最も印象的なことはやはり妻の死に関するものだろうか。

>>353に掲げた「憶えよ、汝死すべきを − 死をめぐるドイツ・プロテスタンティズムと音楽の歴史」は、
シュッツの生涯について次のように記載している。
「1585年に生まれ、1672年に没したシュッツは、1615年以降、終生ドレスデンでザクセン選帝候宮廷楽長を務めたが、
そのうち33歳から63歳という人生で最も脂ののった時期を、30年戦争の混乱のなかで過ごさねばならなかった。
同時代の多くの人々の例に漏れず、シュッツもまた身内や友人らの相次ぐ死に彩られた人生を送ったが、
中でも1625年、わずか6年間の結婚生活の後、当時やっと24歳になったばかりの妻マグダレーナを失ったことは、
彼の心に癒しがたい打撃を与えた。当時一般的だった慣習に反して、シュッツは生涯再婚することはなかった。」

当時としては晩婚だったシュッツにとって、16歳年下の妻マグダレーナは可愛くて仕方がなかったようだ。
ホーエ・フォン・ホーエネクの追悼詩によれば、シュッツは「いとしい妻の声や言葉より美しい音や歌を知らなかった。」
また、マグダレーナは「常に夫を愛し、夫が仕事から帰ると大喜びして幸せそうに走って迎えに出たものだった」という。

マグダレーナの死を悼む作品としては、
「アンフィオンとともに、わがオルガン、竪琴は(Mit dem Amphion zwar mein Orgel und mein Harfe)」SWV501がある。
(CDはフランソワ・ラセール指揮、シャンパーニュ・アルデンヌ地方声楽アンサンブル・アカデミア、ラ・フェニーチェ、Pierre Verany PV799011)
また、宗教的合唱曲集のなかの「誰ひとり自分のために生きる者はない(Unser keiner lebet ihm selber)」SWV374、
「我は知る、救い主のいますことを(Ich weß, daß mein Erlöser lebt)」SWV393はマグダレーナの葬儀用に作曲されたとの説もあるが、
こちらのほうは推測の域を出ない。
0364名無しの笛の踊り2009/09/12(土) 06:07:18ID:v8vDfvVz
ネットで聴けるシュッツの12回目は、
小宗教コンチェルト集(Kleine geistliche Konzerte)第2巻 作品9から
「おおイエス、甘美な御名(O Jesu, nomen dulce)」SWV308
歌詞はクレルヴォーのベルナルドゥス「イエスよ、甘き思い出」にもとづく。
アンドレアス・ショルによる独唱
ttp://www.youtube.com/watch?v=0TkRXQH5np8&fmt=18

霊感溢れる説教ゆえに、蜜の流れる博士と称されたベルナルドゥスの詩による
この作品は、シュッツにしては珍しいほどの神秘主義的な叙情性を湛えている。
楽譜の参照方法は>>330に準じるが、YouTubeの動画にも譜面が表示される。

歌詞の大意は次のとおりです。
「おおイエス、甘美な御名、驚異な御名、慰めを与える御名。
神の子であるイエスより、歌うことが楽しく、
聴くことが喜ばしく、考えることが甘美なものはあるでしょうか。
おおイエスの御名、魂の真なる糧、わたしの口の蜜、わたしの耳の調べ、
わたしの心の喜び、そして、かくも甘美なイエス、
わたしは、わたしの唇で永遠にあなたの御名を讃えます。」
0365名無しの笛の踊り2009/09/19(土) 08:06:10ID:vU95QM01
ネットで聴けるシュッツの13回目は、
シンフォニエ・サクレ(Symphoniae sacrae)第2巻 作品10から、
「神は立ち上がり(Es steh Gott auf)」SWV356、歌詞は詩篇68:1-3
マテオ・メッソーリ指揮、カペラ・アウグスターナの演奏
ttp://www.cappella-augustana.org/discography.php
(Audio Samples(mp3)の1番上のファイル)

イタリアンなシュッツ!!
モンテヴェルディのマドリガーレ「心を固め(Armato il cor d'adamantina fede)」、
「西風が帰り(Zefiro torna e di soavi accenti)」のパロディであるこの作品は、
17世紀イタリアのスティレ・コンチタート*1やチャコーナによるオスティナート*2技法を
そのまま導入しており、シュッツの音楽におけるイタリア的側面を明瞭に示している。

11月に来日が予定されているジャルスキーとラルペジャータの演奏で、
モンテヴェルディの原曲もあわせてどうぞ。
ttp://www.youtube.com/watch?v=e6tJWY2Vaz4&fmt=18

歌詞の参照方法は>>323と同様。楽譜は残念ながらネット上に見当たりません。
(参考までに、モンテヴェルディのマドリガーレの楽譜はいずれも
Choral Public Domain Libraryにあります。)
ttp://www.cpdl.org/wiki/index.php/Monteverdi

*1激昂様式、弦楽器のトレモロ等で戦闘の場面等における激しい感情の高まりを表現する。
(ttp://en.wikipedia.org/wiki/Stile_concitato)
*2執拗音型(ttp://ja.wikipedia.org/wiki/オスティナート)
0366名無しの笛の踊り2009/09/19(土) 08:37:05ID:cZjNwgFJ
良スレだなあ

>>365
つ�@�@�@�@
0367名無しの笛の踊り2009/09/26(土) 07:02:35ID:ZA0pzhAn
ネットで聴けるシュッツの14回目は、
イタリア・マドリガーレ集(Il primo libro de madrigali) 作品1から
「おお春よ(O primavera, gioventù de l' anno)」SWV1
歌詞はグァリーニ「忠実な羊飼い」3:1
ユルゲン・プッシュベック指揮、ヴァイマル室内合唱団の演奏
ttp://www.rondeau.de/webbusiness/query.php?cp_pid=179&cp_cat=&cp_tpl=5504

1611年に出版されたイタリア・マドリガーレ集は、
グァリーニやマリーノ等の詩による牧歌的な愛の諸相を歌っており、
うららかな春の情景に無常感を重ね合わせたこの作品は、
日本人の情感にも相通じるものがあるように思う。

歌詞の大意は次のとおり。楽譜は残念ながらネット上に見当たりません。
「おお春よ、若々しい年よ、花々の、萌え出る草々の、新しい恋の、美しい母よ、
よく戻ってきた。だがおまえと共に希望に満ちた
わたしのいとしい日々は戻らない。
おまえはよく戻ってきた、
だがおまえと共に戻らない、わたしの失ったいとしい宝の
あわれにも苦しい思い出のほかは。
おまえはかつての愛らしく美しかったおまえのままなのに、
わたしは、他の人々にあれほどいとしく映ったかつての私ではない。」
0368名無しの笛の踊り2009/09/30(水) 01:55:34ID:LU27bPdz
ネットで聴けるシュッツの15回目は、
「イエス・キリストの降誕の物語(Historia der Geburt Jesu Christi)」SWV435
歌詞はルカ2:1-21,40、マタイ2:1-23
ジョス・ファン・フェルトホーフェン指揮、
ネーデルランド・バッハ協会合唱団、カペラ・フィグラリス、コンチェルト・パラティーノの演奏
ttp://cultuurgids.avro.nl/front/detailklassiek.html?item=6ed7f5161032487153d5136505e35fac

オランダ放送協会が収録した演奏会の公開音源から、2001年のクリスマス・コンサートで演奏された
シュッツ等による作品を聴く。

1660年に初演された「イエス・キリストの降誕の物語」は、晩年のシュッツの作品の中でも、
とりわけ優しく喜ばしい情感に満たされた楽曲である。テノール独唱による福音史家の朗唱と、
器楽の伴奏を伴って登場人物の言葉を歌うインテルメディウムが交互に繰り返され、
冒頭合唱、終結合唱が全体を取り囲む構成をとっている。

・冒頭合唱
「我らの主イエス・キリストの降誕、それは聖なる福音史家によって我らに書き記されたことなり」
・福音史家 朗唱(ルカ2:1-9)
・インテルメディウムI(ルカ2:10-12)
・福音史家 朗唱(ルカ2:13)
・インテルメディウムII(ルカ2:14)
・福音史家 朗唱(ルカ2:15)
・インテルメディウムIII(ルカ2:15)
・福音史家 朗唱(ルカ2:16-21)(マタイ2:1)
・インテルメディウムIV(マタイ2:2)
・福音史家 朗唱(マタイ2:3-4)
・インテルメディウムV(マタイ2:5-6)
・福音史家 朗唱(マタイ2:7)
・インテルメディウムVI(マタイ2:8)
・福音史家 朗唱(マタイ2:9-13)
・インテルメディウムVII(マタイ2:13)
0369名無しの笛の踊り2009/09/30(水) 01:56:16ID:LU27bPdz
(続き)
・福音史家 朗唱(マタイ2:14-19)
・インテルメディウムVIII(マタイ2:20)
・福音史家 朗唱(マタイ2:21-23)(ルカ2:40)
・終結合唱
「我らはみな神、我らの主キリストに感謝をのべまつらん。主はその降誕をもって我らを照らし、
その血をもって悪魔の力より我らを贖いたまえば。我らみな、この主を御使いとともに響き高らかに誉めたたえ、
歌わん、いと高きところにいます神に賛美あれと。」

コンサート・プログラムは全体として次のようになっており、
プレトリウスによる有名なコラール編曲からは、クリスマスを待ちわびる17世紀ドイツの民衆の素朴な心情が
しみじみと伝わってくるように思う。

1.シュッツ「慰めよ、我が民を慰めよ」SWV382(歌詞はイザヤ40:1-5)(0:00〜)
2.ミヒャエル・プレトリウス「エサイの根より」(3:46〜)
3.シュッツ「イエス・キリストの降誕の物語」SWV435(8:00〜)
4.アンドレアス・ハンマーシュミット「高きところにいます神に栄光あれ」(42:22〜)
5.フランツ・トゥンダー「幼子、飼い葉桶にあり」(45:22〜)
6.シュッツ「アレルヤ! 主を讃美せよ」SWV38(>>357参照)(48:15〜)

歌詞の参照方法は>>323と同様。ネット上に現代譜は見当たりませんが、
スウェーデンのウプサラ大学のホームページで、デューベン・コレクションに含まれている
パート譜のファクシミリ(一部消失)を閲覧することができます。
ttp://www.musik.uu.se/duben/basicSearch.php
(Composer欄のプルダウンメニューから"Schütz"を選択し、最下部の"Find"ボタンを押して探してください。)

最後となりますが、長々と失礼しました。
0370名無しの笛の踊り2009/09/30(水) 23:05:15ID:pHecOzwj
>>369
どうもありがとうございました。
0371名無しの笛の踊り2009/10/11(日) 22:14:21ID:DsJiq8Dk
ホッシュ
0372名無しの笛の踊り2009/10/22(木) 11:21:01ID:7kzNT9bj
良スレ保守
0373名無しの笛の踊り2009/10/25(日) 10:08:48ID:wBJBzk7n

            _,;- '"´ミ`゙ヾゞヽ、         
          ノ" 、 ,,;ヾ''ヽ、、,, トヽト、        
         彡   ミ         ヽi       
         ソ   ,;'"          ヽ      
        彡_,; ';;'     彡三ミ彡三 !    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
       ミ三彡シ   ,; ィ'_⌒`  jr⌒`i   !  
        ヾトヾ,,;;"   ,",ィ・ニヽ  (,・ニヽ   |   俺スレ
        ヾ、(ネ    ゙`-=ィ'  `、゙ソ'i   |    保ッ守ッ
         ヽ._,、    、   ,イ_,、 ) イ  ∠  
         /ヽ ト    、,,'";;ノ!i!iヽ..i,,    \_________       
        /   \ ヽ、  ト-='"=≡-''ィ'                   
       /      \゙゙`;、    )iiilヾ(ヽ      
     / |        ヽ、_ト、'" ii ', `、     
   /   |            ヽ、 !! j   \ 
  ノ      ト、            ヽ /    ヽ ``'-;,._ 
/        ヽ        , , _| |_,,    ヽ    
          |    _,;- '"´        "'- ' "         
          ト-イ   
0374名無しの笛の踊り2009/10/31(土) 15:51:32ID:bcIlY9n9
age
0375名無しの笛の踊り2009/11/09(月) 21:25:28ID:rqAnW5KM
sage
0376名無しの笛の踊り2009/12/01(火) 01:59:13ID:eZJtijW9
保守?
0377名無しの笛の踊り2009/12/03(木) 08:57:29ID:x7kHF7UP
hosch
0378名無しの笛の踊り2009/12/18(金) 22:33:54ID:Nl1go01U
sage
0379名無しの笛の踊り2009/12/26(土) 10:05:07ID:DcfIYMNI
ネタはないの?
0380名無しの笛の踊り2010/01/07(木) 19:52:49ID:usSZUbGq
いつもの人はいなくなったの?
0381名無しの笛の踊り2010/01/16(土) 08:55:02ID:bQQzdQGT
まだだまだ終わらんぞ
0382名無しの笛の踊り2010/01/17(日) 21:50:47ID:RnJ3HI/5
貴重スレage
0383名無しの笛の踊り2010/02/17(水) 13:58:28ID:Z2IcSIqe
ひっそりと保守
0384名無しの笛の踊り2010/02/21(日) 21:14:40ID:MP6daUgu
良スレ保守☆
0385名無しの笛の踊り2010/02/28(日) 09:35:12ID:tiYI8J6i
            _,;- '"´ミ`゙ヾゞヽ、         
          ノ" 、 ,,;ヾ''ヽ、、,, トヽト、        
         彡   ミ         ヽi       
         ソ   ,;'"          ヽ      
        彡_,; ';;'     彡三ミ彡三 !    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
       ミ三彡シ   ,; ィ'_⌒`  jr⌒`i   !  
        ヾトヾ,,;;"   ,",ィ・ニヽ  (,・ニヽ   |   全力で保守
        ヾ、(ネ    ゙`-=ィ'  `、゙ソ'i   |    
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          ト-イ
0386名無しの笛の踊り2010/03/14(日) 08:39:48ID:iZCWA6GE
age
0387名無しの笛の踊り2010/03/28(日) 13:41:20ID:0StiTCUg
新譜まだかな〜
0388名無しの笛の踊り2010/04/11(日) 06:07:00ID:rjwAtSEY
age
0389名無しの笛の踊り2010/04/11(日) 17:40:17ID:2Sv/WAwZ
>>388
なんで保守しつづけるの?
このスレいらないでしょ。
このスレに相応しい事なら書き込んでいいけど、スレを保守するためだけの内容はもうやめろよ。
0390名無しの笛の踊り2010/04/21(水) 15:23:48ID:IkUR9aXs
日吉の慶應にシュッツまじめにやってる先生いるよ

年二回夏と冬に演奏会やってるから聞きに来てくれ
去年はdie Himmelとか主に向かって新しい歌を歌えとか
おととしがシンフォニアサクラのパン種の話とかを歌った

今年の夏は残念ながらディストラーだが
0391名無しの笛の踊り2010/05/01(土) 08:19:22ID:57trSCbw
ドレスデンの人にとってもうシュッツは誇りではなくなったのかな…
0392名無しの笛の踊り2010/05/29(土) 09:23:47ID:1YC8TvNr
鰤のシュッツが来ましたよ〜
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3835481
0393名無しの笛の踊り2010/07/02(金) 14:00:57ID:uFBMiiKY
人伊奈稲
0394名無しの笛の踊り2010/07/19(月) 08:53:15ID:4R3lyqpX
シュッツってさ、
対位法が面白いわけでもないし、
和声も月並みだし、
あ、こう来てこうなるな、って先読みできちゃうシュッツ節。

なのにやみつきになるのはなぜ? ww
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