>>864
シェーンベルクがロマン派の圏内と感じるのであればもちろんベルクは完全にロマン派に属する作曲家だと思われるでしょうね(事実ベルクはロマン派的ですけど)。
シェーンベルクが前期をのぞいた時期まで思想的な意味でもロマン派の範囲だという感覚に同感はできないです。
総音列主義には行く前に踏みとどまったから人間やめずに済んだ、みたいな意味なら「ロマン派の圏内」というのも分かりますが(でもそれだとウェーベルンを非人間扱いすることになるけどw)。

というのも無調を否定したヒンデミットと無調を受け入れたシェーンベルクという対照的な2人でさえガチムチな後期ロマン派から脱却したかったという共通点が見出せると思うんです。
すなわちシェーンベルクの世代の一部がルネサンスが終わった頃から最も表立った機能としてはたらき後期ロマン派の頃にはその役割を肥大化させすぎていた和声法というものに行き詰まりを感じて、
後期ロマン派の煮詰められたl昨日和声を取り払った結果として生まれた新たな様式が、
ストラヴィンスキーがやった新古典のような簡素に立ち返ったものや、
ヒンデミットのような対位法に立ち返ったモダンなものや、あるいはシェーンベルクのように調性が残らなかったりしたものだったということではないでしょうか。
>>861の引用はシェーンベルクが表現主義に強く共感していたことを示すための引用です。