夕飯を食って茶を飲んでたら娘が「お父さん、肩叩いてあげる」と言うから、最近では珍しいな、と
思って喜んでると、デカパイが「お前、よしなさいよ」と怖い顔して娘を睨みつけてる。肩を叩いて
くれるんだからいいじゃないか、と思ったが、デカパイは娘をしつこく睨み続けてる。こりゃ何か
あるな、と思ったけど面白そうなので「叩いてけれ」と頼むと、別に何てことないごく普通の叩き方で
トントンと叩き始めた。たまに「グヒュヒュ、グヒュヒュ」と笑うのが気になるが、以前より力がついた
ようでなかなか気持ちが良い。
やがてマガジンラックに突き立ててある棒状の肩叩きを持ってきて叩き出した。ますます気持ちが
良い。と、その時、「ナンミョーホーレンゲーキョー、ナンミョーホーレンゲーキョー」と繰り返しながら
叩き始め、「チィーン」と言ってシロの脳天を叩いた。叩かれて喜ぶバカ犬。また「チィーン」と脳天を
叩かれて尻尾をビュンビュン振って興奮状態。
デカパイがすっ飛んできて「何度やめろと言えばわかるんだ!」と超音波炸裂。俺も「そういうことは
おふざけでもやるな」と叱ったが、娘はシロと追い掛けっこをしながら「チィーン、チィーン。」 バカ犬の
脳天叩き続けたらますますバカになっちまうだろ。今以上にバカになったらどうすんねん。
「やめなさい!」と怒鳴ってようやく沈静化。聞けば学校で覚えて来たいたずらとのこと。男子生徒が
独身中年意地悪先生に「ナンミョー…」とやったらカンカンに怒ったらしい。先生が激怒したんだから
そういういたずらは即やめればいいのに、それを友達同士でやったり、家でやったりしてるんだから
今の子供は恐ろしいな。
「だってシロ喜んでるじゃん。」 シロはバカ犬だからバカな行為大歓迎だ。あまり娘には言いたくない
ことだけど、シロは他の犬に比べてかなり低脳な犬であることを今回改めて説明しておいた。
「シロのパーカ!」 声を掛けられて待ってましたとばかりに娘に飛び付いて喜ぶシロ。娘も喜んで
シロと絡み合ってる。娘もバカなのか。

今日、シロ専務とクロ相談役専用の小型ソファーが届いた。明後日は祝日恒例のシロ&クロ出社日。
低脳専務と居眠り相談役、あのソファーを気に入ってくれるだろうか。
デカパイも出社するんだよね。また女性社員たちとおしゃべりばかりするんだろうな。