ところがだ お立会い、
「自分が音楽の道に入っていたら、政治思想のようなつまらないものはしなかった」と
告白した丸山眞男は、その優秀な頭脳のおそらく1/4はフルトヴェングラーのことを考えていた。
ところが、丸山はフルトヴェングラーの実演を体験したことがなかった、このことが
丸山生涯の痛恨事だったらしい(中野雄 丸山眞男 音楽の対話37,140頁〜)。

 それでも実に雄弁にフルトヴェングラーとベートーベン、ワグナーを語っている。