ある日音楽室で古い楽譜を見つけた。なんていうかこれが難解で、
ちかづく程に遠く感じてしまう、そんな感じの曲だった。み
ょうな話だとは思うが、上達するほどこれを書いた奴の凄さがわかってくるんだ。
ピアノの世界では彼を凌ぐ作曲家を俺は知らない。だが、誰もこの曲を聴いたことがないって言う
んだから、ひょっとして発表しないまま捨てた新譜かもしれんと思ってぞくぞくしている俺だ。