ケント・ナガノCD盤(輸入盤)を買って聴いてみました。

録音はとても良く、ともすればバランスが人工的に調整される事の多いこの曲が非常にナチュラルな響きで録音されています。
また、良く鳴ってる割にはオケ・オルガンのバランスも良く、意外に木管楽器の音色も実に自然に聞こえます。
特に神秘の合唱の前のピッコロのソロは必聴モノの美しさです。

ただし、いかんせんソロが...
特にテナーのロバートギャンビルが絶不調?で、高音はもろファルセットだわコーラスかき消すわで大暴れw
また、女声陣も所々息が足りず、今にも倒れそうな声で聴いてて疲れる。
栄光の聖母は音が遠すぎてかえって興ざめだし、少年合唱は声が通らなくて「天使」というよりは「昇天寸前の少年達」の合唱みたい。
この辺のバランスの悪さはSACDのマルチで聴くと問題ないのかな?

ともかく、オケ・コーラスの表現と録音が素晴らしいのにソロの出来が酷すぎ、このギャップの大きさで全然楽しめませんでした。
もったいないなぁ。

と言うわけで今回もクーベリックを超えられませんでした。
後はブーレーズだけど...DGだしw