>>255
例えばラフマニノフやスクリャービンがショパンから影響された、みたい意味でモツの音楽性がダイレクトに
誰かを感化した例は見当たらない気がする。

モツの功績といえば、ハイドンが創始したドイツ語でthematiche Arbeit=主題労作に基づくソナタ形式を
発展・洗練させて、この形式が有機的な統合体に育ってゆく栄養剤になったことかな・・・
で、それが後のベートーヴェン、ブラームス、盛期ロマン派を経て、ブルックナー、マーラーとシンフォニー
とソナタの終焉の系譜に繋がってゆくと。

モツ自身は上にあったオペラにしてもイタリアから形式を学んだんだし、ソナタはハイドンから受け継いだし、
既存のモノを巧みに利用し応用しただけで、技法的なことや理念的なこととかで何か新しい発明をしたわけ
じゃないね。

ただ、音を扱う才能がずば抜けた天才だった、ってことかね。