僕は876ではないですが、

>歌手や注文主の意向・趣味・技術に合わせ、彼らからの要求で曲を書きかえる等は〜

こういうのは話をする上で前提だと思うので(少なくともこのスレでは)、
876は当時の作曲上の常識を踏まえた上で発言したと捉えてもいいのでは。

まあ、それはさておき…。
他者の注文で作品を改変することが即、「美的観点を崩す」ことにはならないと思いますよ。
オペラのアリアなんかは初めから交換、改変、短縮などの可能性が前提としてあったわけで。
例えば、モーツァルトがアントン・ラーフのために書いたアリア(K295だったかな?)では、
最初から短縮可能なように設計されていて、短縮しても音楽として破綻が無いように配慮されていたりします。
それにアリアを弄ったとしてもオペラそのものはそう簡単には破綻しないでしょうし。
K.297も話にしても、何も不釣合いな音楽を書いたわけではないですよね。

ちょっと気になってきたのですが、あの時代、オペラでのアンサンブルに関してはどうだったのでしょう?
モーツァルトが「イドメネオ」作曲中の手紙には、
第三幕のあの有名な四重奏に文句をつけてきたアントン・ラーフに対して
「アリアでは譲歩するが、アンサンブルでは作曲家の自由意志が尊重されるべき」
みたいな事を言った、とあるようですが、こういう事って当時はよくあったんでしょうかね。