>確かドイツ圏でも「後宮」の

そうですね。
後宮の初演時に「頻繁な一時的転調と幾多の異名同音的転換により
歌手もオーケストラもそれを正確無比に演奏することなど絶対に無く、
よほど熟達した耳でなければ和声進行を追跡できない。多数の半音階的な
作法ゆえに歌手は歌うのが困難に、聴衆には理解が困難になる」という
クニッゲの批評が残されています。コンスタンツェの第2幕の最初の
アリアなどはその典型かもしれません。

モーツァルトの特徴は、イタリア的なカンタービレとドイツ的な
音楽の重層性を合わせ持ってたということかもしれませんね。
モーツァルトのオペラがヴェルディなどからは器楽的と言われ、
一方で器楽曲はオペラ的と言われることがあるのもそのためかも
しれないと思います。当時としてはそのあたりの「難しさ」を
感じる人が多かったのかもしれません。