HYPERIONのheliosでは英国古典派のクラコンを収録した音盤もあるね
(CDH55261)(古楽器演奏)。

その中の、ジョン・マフーン(1748頃-1834)作曲の第2番ヘ長調(1775?)
と、ジェイムズ・フック(1746-1827)作曲の変ホ長調(1812)
は結構良かった。聴かれた方は、古典派時代の作曲水準の全般的な高さを
再認識されるのではなかろうか。

このシリーズでは同時期の英国のVn協奏曲を集めた音盤もかなり良かった。
これらで感じるのは、当時の欧州経済・文化の中心地たるパリやロンドン
では、音楽のレベルも同様に侮りがたいほど高く、近代以降に形成された、
ドイツ語圏中心の音楽史観が相当に偏向しているという点。
古典派時代イタリア・オペラの大物アンフォッシ(1727-1797)や
グリエルミ(1728-1804)らもこぞってロンドンで活動しているし。