モーツァルトがフォーグラーを酷評したのには作品以外の点で理由がある。
フォーグラーはモーツァルトのクラヴィア協奏曲をやたらめったら速いテンポで弾き飛ばしてしまった。
周知の通り、モーツァルトはテクニックだけの演奏は嫌っていたので、まずはこの点で悪印象。
さらに、フォーグラーはクリスティアン・バッハのアリアをモーツァルトの目の前で貶しまくった。
敬愛するロンドンのバッハを馬鹿にされて、モーツァルトは

「前髪を掴んで引きずり倒してやろうかと思いました。」(父への手紙)

というほど激怒している様子なので、フォーグラーの作品を公平に見れなかったとしても
ある程度は無理ない事だと思われる。

まあ、それは置いておくとしても、初めて聴く曲は余程の駄作でない限り
実際よりも良く聴こえがちなので、なんとも言えないですね。
何度も聴くうちに粗が目立ってくることも…。